蛸足ターミナル

10月22日
古本買い取りの集荷が来て、段ボール4箱をスピーディーに持ち去っていってくれた。何百冊あったのかわからないけど、そもそも古本として買ったものも多いから金額に関しては全く期待していない。もはやこうして客観的に書かなければ、お金がもらえる可能性があるということすら忘れていた。実際500円もいかないと思う。とりあえず私の部屋が広くなればそれでいい……。

 

スマブラやカービィを作ったことでおなじみ桜井政博さんのyoutubeチャンネルが最終回を迎えた。ゲームの作り方を紹介するチャンネルで、最終回はこのチャンネル自体の制作背景が事細かに語られていた。
私はスマホにyoutubeのアプリを入れていない程度にはyoutubeを見ていないのだが、それでも「桜井政博のゲーム作るには」は開設初日にチャンネル登録していた。
これまで全くチャンネルを見ていないと具体的な温度感は分からないかもしれないけど、本質的には業界を問わない仕事の凄まじさがある。観終わった瞬間、「この人は紫綬褒章をもらうだろうな」と思った。
紫綬褒章ほしいんだよな~、私も。

 

10月21日
この日のぶんの日記、更新したつもりですっかり忘れていた。忘れていたというか、「日記書いたっけ?」と振り返るタイミングがあっても「書いたはずだよな」と考えてしまっていた。わざわざ見に来てくれた人がいたらごめんなさい。

 

シャニマスが画像素材を配布していたのだが、使い方がよく分からなかったのでこんなのを作って投稿した。「ハッシュタグに対する荒らし行為だと思われたらどうしよう」と思った。
でもハッシュタグを検索したところで、現状クリティカルな使い方をしている人はなかなか見当たらない。やっぱり右側のスペースには人が置かれなければいけないし、人が置かれるとしたらそのポーズは「クレープをもらう姿勢」か「ほかの食べ物で対抗する姿勢」となってしまうと思う。
どう思いますか? みなさんも各自の回答を投稿してみてください。

 

10月20日
「おすぎとピーコ」のピーコ氏の訃報を受け、私は、彼らが双子であることを初めて知った。

 

10月19日

川の近くのそば屋で昼を食べ、帰りに少し川を覗いてから車に乗った。

出発して数分後、助手席に座る母が突然「ヒルだ!」と叫んだ。母の足にヒルが吸い付いていたらしい。さっきの湿った場で靴にくっついて登ってきたのだろう。すぐに取って窓から投げ捨てていたので出血は無かったようだが、びっくりした〜などと話していた。

数分後、私自身の左足首に小さな違和感が発生した。痛いとも痒いともつかない、取るに足らない些末な違和感。勘違いかと思えるぐらいの感覚だったが、疑って集中すればするほどたしかに微細な刺激がそこにあった。

しかし私は運転をしているからすぐに確認することはできない。しかも走っているのは山間の道で、後続車がいる。信号はないし車を停める幅もない。

数分後、やっと道が広がって車を路肩に寄せることができた。

足首には案の定ヒルあり。2匹。うち1匹が血を吸ってしっかり膨らんでいる。すぐに取って、拾った石で擦り潰してみると赤色が滲んだ。

吸われた傷口からは血が垂れている。その場で一旦拭いたが、実はヒルに噛まれた傷口の血はなかなか止まらないのだ。止血を阻害する成分をヒルが持っていて、かさぶたがすぐにできないようになっている。この知識を小学生ぶりに思い出した。

運転を再開したが、その後赤信号で停止するたびに足首から垂れる血を拭くこととなった。1時間以上止まらなかった。いろんな生物がいて面白い。

 

10月18日
仕事で餃子いっぱい焼いた。これは終了後に余った餃子をまとめて焼いたやつだけど、これが一番見栄えよかったかもしれない。

「漫画村」ってネーミングとしてはすごく良いと思う。のびのびと漫画を楽しめそうな雰囲気がある。

 

10月17日
また仕事で車を運転した。今回はシエンタで、前回はヤリスクロス、その前はライズと、トヨタ車をいろいろ試乗しているようで楽しい。この中だとシエンタが一番コンパクトで駐車とかはすごく楽だったけど、エンジンブレーキがきつくてちょっと気を使った。ハンドリングの気持ちよさはライズがよかった印象。でももし買うとしたらどれもしっくり来ない(車を買う予定は全くないけど)。
自分の車を持つとしたら、きれいに運転を楽しむというより移動や運搬の手段としてがっつり使っていきたいから、小回り利きつつ積載量多めのやつがいい。道具として愛したい。
人馴れしてる猫。いい表情。

 


普通ではない数のSPが街にいたから、これは相当の政治家がいるぞと思ったら野田佳彦がいた。「前回も立憲民主党の誰かを見かけたような……」と思って日記を検索したら、3年前に枝野幸男を見ていた。枝野は当時の代表、野田は現在の代表だ。だからなんだという話だが。

 

10月16日
面白いことを思いついても最近はTwitterに投稿する意欲がなくて、それについて「もはやこのサービスの価値を上げる必要もないからな……」と考えている自分がいることに気づき、つまり私は自らのツイートによってTwitterに価値を提供しているつもりでいるようだった。でも本当にそうだと思う。私に限らずみんながそういうことをしている。
実際もうTwitterはかなり面白くない。これまでは理屈で判断しようとしていたが、ついに体感を否定できないレベルで明確につまらない。
面白さが失われたというより、人々が元来罪なく持つつまらなさをあまりにも露わにしてしまう環境が完成したように思える。つまらないことは悪いことではないが、そこまではっきりさせる必要もなかった。

そんなことを言っておきながらツイートしてしまった。情けが生じたか。

 

最近はかなり食費を抑える生活をしていたのだが、急にタガが外れてめっちゃ食べてしまった。こんなに皿を積み上げたことはない。明日からはまた抑える。
帰るときに気づいたんだけど、スシローのカウンター席に座る私以外の客が全員女性だった。空席もなし。

 

10月15日
早く本を売りたい。今までは「これは私のアーカイブなのだ」と固執して一度も処分してこなかった蔵書だが、集荷に来ることが決まってからというもの、部屋が軽くなることへの興奮が勝り、できるだけ多くの本を売りたい気分になっている。
わー、でも一冊ずつ見るとやっぱり売りたくなくなってくる。しかしここは涙を飲んで決断しなければいけない。私は本を処分して、令和の男ごんまり(こんまりの連濁)になるのだ!
てか本当は人を家に入れて「好きなやつどれでも50円でどうぞ!」とかやりたい。しかしセキュリティ的に問題があるからなあ。皇族だったら皇居でやれるのになあ。

 

10月14日
『女の園の星』4巻を一昨日読み、大変良かったので感想を書こう、でもその前に3巻を読み直しておこう、と思って家の中を探し始めてから、3巻だけが見つからず三連休の終わりを迎えた。
1巻と2巻は見つかっている。3巻も買って読んでいたから確実にあるはずなんだけど消えた。ほかの本よりも面白くて何度か手に取っていたからこそ、イレギュラーの移動をしてしまったのだろう。
もはや新しく買って読んでやろうかと思うくらい、いま3巻を読みたい。かなり面白かった記憶はある。てか3巻以降で加速して古森さんの良さが露わになっている。それもちゃんと書きたいのに、3巻がないから自信を持って書けない。悔しい。私の3巻が見つかるまで誰か貸してくれないかな……。

 

ここまで書いて、やっぱり諦められなくてもう一度くまなく探して、見つからなくて、関係ない本の多さに呆れ果て、もう処分してやろうという気持ちになり、古本買い取りサービスに会員登録して、来週集荷に来てもらうことになった。
部屋を広くするきっかけを作ってくれてありがとう、女の園の星3巻。

 

10月13日
窓の外から「ギーッ ギギチチチ」と辛うじて鳴くセミの声が聞こえた。

 

Kアリーナ横浜でAdoのライブを見てきた。全国ツアーの千秋楽。高校の友達がチケット取ってくれて3人で行ってきた。私は2022年のApple Musicでの再生数1位がAdoだったほどには聴いている。チケットを取ってくれた友達もそうだったらしい。
生でAdoを聴くのは初めてだったけど、やっぱりめちゃくちゃ良かった。喉の強さが異常だ。逆光とかルルとかリベリオンとか聴けてよかったし、ウタカタララバイって生で聴けるものなんだと感服したし、ぼっち・ざ・ろっく!の「あのバンド」をギター弾きながら歌ってたのもサプライズ感あって楽しかった。
MCは結構シリアスな感じで、もっと明るい感じでやったほうが絶対いいのに!と思った。それだけ色々背負っているものがあるんだろうけど、笑いながら話してるAdoってかなり愛嬌あるしトークとしてもちゃんと面白くできてるからもったいないと思ってしまう。ラジオとか聴いてる人は絶対その愛嬌に心掴まれてるはず。もし本人としても愛嬌を武器にできることを分かったうえで封印してるんだとしたら、私が浅薄でした。すいません。
いろんな曲を聴きたいからまた次も機会があったらぜひライブ行きたい。
帰りに牛タン食べた。友人一人が喫煙所に行っている間、彼の頼んだ定食に付く小鉢が届き、うまそうだったから黙って少し食べてやろうと思ったら、箸で掴んだコンニャクをうっかり滑らせ、服が汚れた。天罰が下った。
滑稽だったので、彼が帰ってきてから一部始終を話したら「いや、俺こんなに要らないし普通に少し食べていいよ」と言ってくれたので、結局少しもらって堂々と食べた。
正直者は得をするという話。

 

10月12日
大学の学部の同級生3人と5年ぶりに会った。うち一人は1年から4年までずっと同じ専攻・ゼミだった希少な存在である。私は学部にはほとんど友人がおらず、かなり限られた関係性だったので、今もこうして連絡をくれるのはありがたい。
誰も結婚していなかった。28歳になる世代だが、4人集まって全員未婚というのはなかなか珍しい。
ていうか話を聞くとめちゃくちゃ恋愛しててすごい。付き合って浮気してを繰り返している。そのバイタリティがある限り続けていくのがいいと思った。
私は彼らと大学で話していた頃から全く進展がなかったので、「意識しないとモテすぎちゃうからあえてモテないようにコントロールしてるだけ」と言った。そんなわけはない。
イケメンで愛嬌あって超モテる奴(4年間同じクラスだった)の対面に座っていたため、そいつの視線の動きとかまばたきとか見ながら、モテる奴がどういう話し方をするのかめっちゃ見ていた。やっぱり私は他人のモテに興味がある。ちなみにこいつの父親は私が高校時代から通っているクリニックの副院長という超偶然エピソードがある。
そんなふうに一挙手一投足を見ていたら、こいつが「1年の必修のクラスって結構何人かずつでまとまってつるんだりしてたじゃん。でも鬼谷ってそういう感じじゃなくて、常に一人でいることをよしとしている雰囲気があって、それが好きだったんだよね」的なことを言ってきて、これだからモテる奴は……(照)と思った。普通に友達がいなかっただけだが。
私以外は強めの喫煙者で、吸い殻が山のように積み上がっていた。右上に映り込んでいる。帰るころには60本ぐらいあった。

 

10月11日
パウチに入った少し良いヨーグルトをもらっていた。300g入り。要冷蔵。
それを2週間ほど常温に置いてしまっていた。見つけたときに「うわー」と言った。賞味期限も10日前に切れている。
でも、パウチだし、そもそも発酵食品だから、無理ではないだろうと思って全部食べた。

 

10月10日
なんか久しぶりに会社行った気分だった。というか曜日感覚が完全になくなってて、今日が月曜だと思ってた。実際は木曜でめっちゃラッキーだったよ☆(大崎甘奈)

 

声優さんのツイートを見ていると、よく朗読劇というものに出演しているのを見かける。私は朗読劇を見たことがないが、きっと舞台上で朗読をするものなんだろう。
声優にとって朗読劇はどんな仕事なのか気になる。楽なのか、大変なのか。儲かるのか、儲からないのか。
朗読劇はやる側も見る側もどんなモチベーションで関わっているのか、いまいち想像しづらい。ご存じの方がいたら教えてください。

 

10月9日
取材の疲れが溜まっていたので休んで寝た。
ていうか急に寒くなった。部屋の断熱性の差によって、もはや北海道より寒く感じた。北海道の部屋めっちゃ暖かかくて羨ましい。本州以南もあのレベルの断熱性を標準とした方がいいと思う。夏にも活きるはず。

 

10月8日
北海道取材から帰宅。帰りの飛行機で離陸直前に機体トラブルがあり、座席から動けないまま2時間以上飛ばなかったのだが、そんなことどれだけあるのだろうか。
今年だけで3往復ぶん国内線に乗っていて、計6便すべてで出発に遅延が発生している。今回は行きも40分以上遅れたし。飛行機ってそういうものなのか?
飛行機は手続きにも手間と時間が掛かるし、飛んでいる間は電波使えなくなるから、新幹線で行ける場所はすべて新幹線で行ったほうがいいんじゃないかという思いが強くなる。福岡とかも全然新幹線でいいです……。

 

10月7日

こないだ電車に乗っていたら初めて「鬼谷さんですか?いつも記事読んでます!」と言われて、急な出来事にびっくりしてヘタクソな対応になった。いい笑顔が見せられなかったな、白瀬咲耶さんだったらもっとうまくやれるだろうな、と反省した。


 

仕事で北海道に来ている。朝9時ごろで13℃だったが、体感はそれほど寒くない。
やっぱり北海道の土地は広くて気持ちがいい。視野がz軸方向に広くなる感覚。
朝から動きっぱなしでかなり疲れたので、とにかく寝る。

 

10月6日
シャニマスのライブを現地で観覧するのに合わせて、開演前に恐山さんと聖蹟桜ヶ丘に行った。シャニマスの風景のモデルになっている街で、いわゆる「聖地」である。現在はコラボイベントも開催されているので、それを見たりしつつ街を歩いていた。館内放送で櫻木真乃がアナウンスしていたり、そうでないときも館内BGMでシャニマスの通常BGMが流れていたりして面白かった。「知らない人からしたら特にゲームの音楽とは思わないだろうな」という音楽性の再発見など。
小さい川の横を歩きながら虫や鳥やキノコなどを見ていたら、スーッと青い鳥が飛んできて、思わず「カワセミだ!」と叫んだ。珍しい鳥で、私はこれまで6回しか見たことがない。それでも世間の平均からしたら多いぐらい、珍しくて綺麗な鳥である。
飛んできたカワセミは対岸の石垣の枯れ草に止まった。目を凝らしつつカメラのズームなど使って一生懸命見ていたが、視力の低さとカメラの性能の足りなさからよく見えない。すると私のよりも性能の高いスマホカメラを持つ恐山さんが「魚を食べてる!」というので、私はシャニマスのライブのために用意していた双眼鏡を取り出してカワセミを見た。すると、たしかに小魚を咥えていることが分かった。今回で7回目の観測だが、捕食している様子を見るのは初めてだ。
しかしカワセミは小魚を咥えているだけで、なかなか食べない。大きくて食べづらいのか、あるいは魚が弱るのを待っているかのように見えた。
やがて、その魚を咥えたままカワセミは再び飛び立ってしまった。私は双眼鏡を覗いたままカワセミを追い、視界の中央に捉え続けていた。魚は初めて経験するであろう風を受けながらジタバタしている。そのとき、恐山さんが口を開いた。
「もう一羽いる!」
そのただならぬ報告を受け、即座に双眼鏡から目を離した。私が見ていたカワセミの1.5m後方を追走する形でもう一羽のカワセミが飛んでいた。間もなく、2羽は我々の視程から姿を消した。
これまでで最も臨場感のあるカワセミウォッチングだった。
シャニマスのライブも楽しかった。双眼鏡は一度も使わなかった。

 

10月5日

シャニマスのライブ見た。去年の11月に出たシャニソンというゲームの1周年を記念するような構成でもあり、それがかなりよかった。言ってしまうとユニット歌唱の中で歌割りのシャッフルがありました。そういう機能がシャニソンに実装されているので。

歌割りってアイドルソングの特徴の一つで、その「担ってる感」が私は好きなんだと再認識できた。逆に、AKBや坂道系にいまいち興味が持てなかったのはそこらへんが大いに影響していると思う。人数が多いからパート分けが複数人単位になっていて、常に合唱だから(その小規模なユニットっぽさは楽しみの余地あると思う)。AKB系でも曲単体で好きなのはちょいちょいあるけどね。
凛世センターの夢咲きはライブで見るとぞくぞくする。楽しい異常事態。

 

10月4日

唇が乾燥しやすいからリップクリームを常備してるんだけど、会社とか電車とかで塗るたびに「えっちな子だと思われたらどうしよう」と考えている。

 

10月3日

マイナンバーカードはもっと気軽に使いたいから、紛失してもいいようにスペアを2〜3枚ほしい 。


「めっちゃごはん食べたい!」と思って日高屋で天津飯と汁なしラーメンを食べた。白ねぎトッピングも付けて計1350円。欲望が反映された値段。

汁なしラーメンは普通のラーメンの1.5玉ぶんの麺が入っているメニュー。しっかり満腹になった。


 

近々飛行機に乗る予定がある。こないだまで人生で3往復しか乗ったことなかったのに、半年以内で2往復することになるとは。

こないだ乗る前はかなりビビっていたが、今は怖さよりも空を見る楽しみが勝つ。空から見る景色は格別の非日常で、楽しい。

あ、でもたしか今回は窓側じゃないんだった。じゃあうまみゼロだ。

 

10月2日
前日の飲酒によって起床後はかなり限界の状態だったが、朝食を食べたらなんとかなった。福岡からの帰りの飛行機が揺れて乗り物酔いした際も、羽田空港でカレーを食べたら治ったから、食事のリセット力は侮れない。

 

洗濯物を処理できておらず、Tシャツを着て仕事に行った。今年は全然Tシャツ着てなかったから緊張した。

 

10月1日
かなり酒を飲んだ。しばらく飲んでいなかったのに2日連続の飲酒だ。そういう潮流だったのだろう。
ハッシュドビーフシチューライス、みたいなメニュー。もじぴったんみたいな単語の繋げ方。

 

ノロという名前のアルコール消毒液。意味は知らないが「それでいいのか」と思った。
少し検索してみたら、ノロウイルスの「ノロ」は地名に由来しているらしい。まあ「コロナ」とかにも悪い意味はないしな。
しかし今の社会で人がその単語を見て一般的にどんな印象を受けるか、という話でもある。私はどうでもいい。

 


 

さらに前の日記はこちら
タイトルとURLをコピーしました