今年初のアズマヒキガエルに遭遇した。嫌だった。
私はカエルがどうしても苦手だ。苦手になるような事件が過去にあった。
だから今のような時期はカエルがいそうな場所を事前に把握して、避ける行動をとる。しかし今日は全くノーマークの地点でアズマヒキガエルが歩いていた。この道の通行を避けるとなると、今後の生活に大きく影響する。
カエルというのは平べったい生物だから、歩くときは手足をやけに前後へ振りながら進む。その図々しさも嫌だ。
陸上のカエルは特別俊敏というわけでもないのに、人の歩くすぐそばに留まることが多い。その危機意識の低さ、そして気まぐれにピョンと飛んで余計に危ない方へ進んだりする合理性の無さなど、話が通じないヤバいやつという感じで本当に不気味だ。カエル好きの人はそういうミステリアスさに惹かれるのかもしれない。でも私は残念ながらその雰囲気がマイナスな方向に作用する事件に巻き込まれてしまったので、そうはなれなかった。
私は夏が好きだし水辺も好きなのに、カエルのせいで手放しに楽しめない。集団でどこかに行ってくれたら嬉しい。琵琶湖とか。
あるいは、いっそ私がカエルを好きになれたら幸せなのかな。無理だろうな。
カエルには、もっと人間を恐れてもらいたい。それでずっと水に潜っていてほしい。
ああ、恐怖に基づく攻撃性を得ている自分が悲しい。
カエルの多い文章で嫌だ。今日の日記を読み返すことは無いだろう。