2021年9月20日 ゴムは熱いうちに彫れ

競馬をしたけど負けた。

こういうときは、全ての儲けた人々に対する対抗心を燃やし、その熱で鉄を打ち、静かに刀を研ぐイメージをする。
競馬で負けた悔しさを、人生の全てに利用可能なエネルギーへと変換する儀式である。

勝とうが負けようが私は強くなるのだ。

そんなエネルギーによって生まれた今日の消しゴムはんこ。

「鬼」の漢字をもとにデザインしてみたけど分かりますでしょうか。なんかロボっぽくてかわいくできたなと思ってる。

今回のめあては「インクを3色使うこと」だったので、版を3種類作った。そのうち一番外側は丸枠と四角枠を作ったので、計4個の版を作った。

色が増えると、やはり難しくなる。

色を選ぶことやその配置はもちろん、複数の版を全て綺麗に押すことが難しい。ズレて空白部分が生まれるよりは版同士が重なった方がマシだと考え、各版やや大きめにしているのだが、それでもピッタリ押せないことがある。

「押しやすいハンコ」を作る技術が必要なんだと思う。特に調べたりはしていないが、絶対にズレないようにするための持ち手を作れないものかと構想している。複数版を統一して同じ場所に押すための機構を……。

やっぱり物体としての何かが出来る作業は楽しい。文章を書くのもまあ楽しいが、それもどうせなら紙の形にしたいと思う。最近はおかげさまでライターのお知り合いも増えつつあるので、いつか本を作ったりしたいな〜。



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