2024年1月6日 印glish

謎解きイベント行ってきた。「CHALLENCH(チャレンチ)」という名前で、六角レンチがテーマになっている。

始まる前にチームメンバーの常春さんが「リアル脱出ゲームには『六角レンチ』というジャンルがあるんです」と説明してくれたり、会場のスタッフも「お馴染み『六角レンチ』ですが」みたいに話したりしていて、私は「……ほよ?」と思っていた。

https://note.com/d_v_osorezan/n/nc581f4a536ad

詳しくは恐山さんが書かれているので読んでください。

最中はかなり健闘できていると思っていたけど、終わってみると悔いの残る結果だった。毎回こうして努力の余地を痛感するのが楽しい。あと一緒にいた人たちの謎解き力が超強いから、それを見たり、終わってから「あれってどういう理屈で解いたんですか?」みたいなのを聞くのが楽しかった。

「謎解きを長く楽しむには一気に上達しすぎないことが大切です」としみじみ言われ、そこに少しマジの哀愁を感じたので、焦って個人的な研鑽を積む必要はなさそうだと思った。強い人たちと一緒に遊んでいれば少しずつ成長できるだろうから、そのぐらいのペースでちょうどいいのかもしれない。

これまで何度か謎解きイベント参加してるけど、ベストの結果じゃなくても「自分の力不足で……すみません!」みたいな気持ちにならないから楽しい。仲間の出した正解にわざと背くような行動をしない限り、誰か一人の責任というのは生じないから。もちろん私も謎解き力が高ければ全体のパワーは上がるんだけど、基本的には「最高値(最前線)を小刻みに上げ続ける任務」がチーム全体に与えられているわけで、「最低値を底上げする責任」が各個人に課されているわけじゃないのだ。

そういえばこないだ少し謎解きっぽいことがあった。

実家にあった練乳。

いちごEnミルクってなんだろう、スペイン語の前置詞かな、と思ってよく見たら「印」だった。読みも似ているのが不思議。

チャレンチ終演後に入ったタイ料理の店。

「現地の店っぽさ」を徹底的に作り込んだ店だった。メニューの裏にコンサル会社の名前が堂々と書かれており、擬態してこっそり騙すとかじゃなく、「こういうマジで現地っぽい店を作れるんでぜひ御用命を!」という自信を感じた。

友誼食府という中国系のフードコートに行ってみた。

食後だったのでここで何かを食べる気にはならなかったが、持ち帰れる軽食を売っている店があったのでそこで何か買うことにした。商品名の読み方が分からず、置かれている商品を指して「これ何ですか」と言ったら「ハナマキ!」と言われ、「いくらですか」と言ったら「120円!」と言われたので、それを買った。

このビルの別のフロアには中国書オンリーの書店もあって、孫子の本とか水滸伝とかが置いてあった。

表紙のデザイン的に官能小説と思しき本があり、中身を読んでみたけど私は中国語がさっぱり分からないので官能要素にはピンと来ずにいた。「未婚妻」というフレーズだけは漢字として読めた。未婚なのに妻とは何なのだ、という謎が残って結局概要は掴めず。

一人になってからジュンク堂にも寄ってみた。原宿さんの特設コーナーがあるというので見てきたわけだが、想像以上に大きくて驚いた。かなり違和感ある。原宿さんがどうこうじゃなく、「1人の大人がおすすめしているというだけでこんなに面積使っていいの!?」という気持ち。

とか考えていたら、「あっ、ここだ!」と言って原宿さん目当ての2人組が来たのでそっとその場を離れた。オモコロといえばオモコロチャンネルという認識を持っている人も多いが、書店に来るならさすがにオモコロの読者だろう。鬼谷の記事は読んでいるのだろうか。聞いてみればよかった。

「自分、鬼谷っていうんですけど、私の記事を読んだことはありますか?」

「鬼谷の記事で笑ったことはありますか?」

口裂け女だ。

120円で買ったハナマキ。「花巻」は蒸しパンのことらしい。岩手県の花巻市が想起されたが関係はないようだ。

なんとなくレーズンのようなものが練り込まれているのかと思っていたら、ネギだった。ネギはしょっぱく味付けされており、パンはほんのり甘い。虚を突かれる味わいだった。