2024年2月20日 足摺岬

高知2日目。今回の旅行のメインイベントである足摺海底館へ向かった。漫画家panpanyaさんの作品に登場する施設である。

駅でレンタカーを借り、50分ほど運転して到着。

足摺海底館があった。

作品を通しても魅了されていたわけだが、実際に見るとやはり異質だ。海沿いの遊歩道を少し歩いた先の角を曲がると現れるこの風景は、聖地的な嬉しさなどをパスしてダイレクトに面白さを感じた。

中に入った。

昨晩の雨の影響で海水が濁っており、視界がかなり悪いために入館料が安くなっていた。申し訳なさそうに案内されたが、昨日は悪天候で休館していたような状況なので営業してくれるだけでありがたい。そもそも今日も直前まで雨予報だったから、晴れてくれて本当によかった。

濁りが少ないと、この窓から20m先まで海中の様子が覗けるらしい。この日は最低レベルの0.5mまでと表示されていた。

展望フロア。

水面の手前側が白っぽくなっている。これは海底の岩などではなく、前日の雨の影響で水が濁っているために色が異なっているらしい。もう何時間か経てば綺麗な水に押し流されて海中の窓からの景色もよく見えるようになると、施設の方が教えてくれた。

ほかにも周りの地質の話などあれこれ教えてくださり、帰りにグッズを買っていったらおまけに非売品の資料をくれた。

自分が本当に足摺海底館に行けるとは思っていなかった。行こうと思えば行けるものなんだな。『グヤバノ・ホリデー』でもこんな描写があったが、たしかに理解できる。

ジョン万次郎資料館。なんとなく侮ってたけどめちゃくちゃ面白かった。ジョン万次郎の人生かなりすごい。

14歳のころ5人で漁船に乗っていたら遭難し、無人島で143日間過ごしていたらアメリカの捕鯨船が通りかかって助けられ、そのまま渡米して捕鯨やらを学び……というところから始まる。

万次郎のように遭難したけど島に辿り着けなかったり助け舟が通らなかったりして死んでいった人がいっぱいいるんだろうなと思う。

四国最南端の足摺岬。太平洋の広さをドーンと感じられた。

銚子の犬吠埼に行ったことがあり、あそこも関東最東端で太平洋が望めるわけだが、周りの陸地が広く見えたり背後は人の多く住む平野だったりして海と対峙してる感は若干薄め。足摺は太平洋の圧を強く感じた。

このように背後の盛り上がった林に視界を遮られているから、隔絶された印象がある。

鍋焼きラーメンという料理。須崎市の名物らしい。

ニラの辛い和物が無料だった。これがかなりうまい。さすが高知。

卵チャーハン。人気店らしい。

注文したのち待っていたら「すいません!炊飯器が壊れちゃって、40分ほどお待ちいただくことになります」と言われたので、一度退店して40分後に戻ってきた。炊飯器はちゃんと復活していた。

スーパーで買った文旦。

なんとか手で剥いたが、皮がめちゃくちゃ厚い。

ガッツ。

さっぱりした味でうまかった。

旅先ということでなかなか落ち着けなかったが、書ききれなかったことは3日目の日記でも紹介しようと思う。とにかく足摺岬に行けてよかった。

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