2022年7月19日 イントゥ・ザ・スロート

知らない大家族と一緒に、ワゴン車に乗っている夢を見ていた。

私は家族ではないので最後部座席でじっとしていたら、長男が飴をくれた。

嬉しかった。なぜなら私は喉が痛いからだ。

でも飴の袋がなかなか開けられない。
どうして開かないんだ。

そもそもなんで喉が痛いんだっけ?
いつからこんなに痛かった?

飴は舐められない、喉は痛い。

喉が痛い、痛い、痛い!!!

 

その瞬間、起きた。
喉が実際にめちゃくちゃ痛かったのである。

原因はすぐに分かった。
エアコンをつけっぱなしで寝ていたうえに、昨日移動した除湿機の風が私の体に直撃する構図になっており、さらにベッドの下の埃を巻き上げていたからだった。加えて連日の睡眠不足・栄養不足が粘膜の機能を低下させていたようで、鼻から入った乾いた空気がダイレクトに咽頭を攻撃していた。

熱や咳は一切出ないが、それでも喉がこの状態になったのは久しぶりなのでつらい。
すぐに治す方法も無く、ただ乾燥を避けつつ栄養を摂って自然な回復を待つしかない。

 

とりあえず日高屋へ行き、栄養っぽいものを食べた。

白髪ネギはヤフーのクーポンで60円引きになっていたので追加した。風邪の症状にはネギが効く、という俗習的理論に基づいたチョイスでもあるが、単純に白髪ネギが好きだから注文したところが強い。

 

喉の痛みもあり、元気がないため、仕事終わりに少し寝た。

起きたら夕飯のピークタイムを過ぎていたが、何も食べないのは一番よくないし、作る気力も無いので……

 

また日高屋に来た。なんと昨晩から3食連続で日高屋である。週末の函館記念が的中しているため、こんな行動にも罪悪感は伴わない。

最も栄養のありそうなレバニラ炒め定食に、半ラーメンと白髪ネギを追加。白髪ネギはさっきと同じモチベーションで注文したし、なんなら半ラーメンは白髪ネギのための媒体として注文した。

明日も行きたいぐらいだが、流石に松屋と同じノリで通い続けるには単価が高い。

 

しかしつらいな。声も出しづらい。
いつも家では歌ったり喋ったりしているが、今日は一言も発していない。

日高屋での注文とリモート会議での発言はしたものの、いずれも自分だけ障子2枚分隔たれた空間にいるような気持ち悪さがあった。自分の声の出なさや伝えにくさが、相手の聞こえにくさとして自分に返ってくる感覚。

 



【37.5度】風邪あるある50選【もものかんづめ】 | オモコロ


風邪をひいた時ってめちゃつらい。治し方や食べ物、効く薬のおすすめが議論になるけど、早く治すには病院に行ったほうがいい! 熱


omocoro.jp

奇しくも今日のオモコロ特集、風邪あるあるだった。

なんか全然共感できなくてびっくりした。
そもそも私は一人暮らしするまで風邪(喉風邪)をひいたことがなかったし、高校は皆勤で小中学校も目眩以外で休むことがなかったので、発熱に関する思い出がほとんど無い。漫画とかでも「学校を休むために体温計で高い数値が出るよう工作する」みたいな描写あったけど、常に他人事として見ていた。給食を食べられない悔しさと授業が勝手に進む気持ち悪さが嫌で、学校を休みたいと思ったことがない。
そう考えると、今までに38度以上の熱を出したことはないかもしれない。ワクチンの副反応は3回とも些細なものだったし、今日も一応計測したら36.5度だった。
咳に悩んだ記憶もほぼない。

一人暮らしを始めて以降、現在のような喉の不調はたびたびあるわけだけど、喉だけ弱る描写ってフィクションにあんまり無いよな。
『ピューと吹く!ジャガー』でピヨ彦が喋れなくなった回は覚えている。

そういや私も大学生の頃、完全に声が出なくなったことがある。
あのときは面白かった。「どんなに頑張っても出せなくなることがあるんだ!」と感心した。

発症したときは突然だったのでやや動転しており、閉店作業をしている最中の大学生協売店に駆け込んで、自前のメモ帳に「のど飴をください」と書いて店員に見せた。店員は少し笑いながら「お大事に」と言ってのど飴を売ってくれた。

翌日、食堂にいた同級生に「声が出なくなった」というメモを見せ、隣に座って話を聞いたりしていた。

たまにどうしても発言したくなり、そのときはメモ帳にコメントを書いて見せるのだが、よほど限定的な単語が含まれていないと、どの話題のどの発言に対して言及しているのかが伝わりづらく、もどかしかった。

今思えば、すぐに帰って寝ろという話である。

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