「えまって明日の課題やるの完全に忘れてたんだけど」
というときの「えまって」=「え、待って」
ツイートなどでたまに見る文字列だが、自分では絶対に入力することがないから都度目を引かれる。言葉は音から始まったことを痛感する。
そういやこないだ仕事で「この記事の文体は口語にしたのですが〜」みたいな話があり、私は意味が分からなかった。「いま我々が使う言葉は全て口語ですよね……?」と思って。
私はざっくりと「口語=現代人が使う言葉すべて」「文語=現代以前の書き言葉」という認識を持っている。だから文語のウェブ記事なんて見たことがない。
しかしその場の全員が当たり前に「口語」あるいは「文語」という言葉を使っていたので、何かがおかしいと思って調べたら、「口語=話し言葉」「文語=書き言葉」のことだとするサイトがずらっと出てきた。
「きちんと使い分けできていますか?「話し言葉」と「書き言葉」」ソリューション・エクスプレス|三菱電機ITソリューションズ私たちが使っている言葉には、「話し言葉」と「書き言葉」の2種類があります。今回は、文章を書く機会の多いビジネスマンなら押さwww.mdsol.co.jp
原義で言ったら私の認識が正しいのだが、ここまで普及していることを見るともはや新たな用例として成立してると言わざるを得ない。
この文化には全く馴染みがなかったから焦ったし、まだ気持ち悪さが強い。「この記事は文語でお願いします」とか言われたら内心バカにしてしまうと思う。でも多分、私の方が錯誤しているんだろう。
ナスを湯通し(油通し)した後のお湯。