ウェブメディアの今後はどうなる、みたいな話題が中心の飲み会に参加していた。最年少の私は特に主張することがなかったが、人の話を聞いているとどうしても疑問が出てきてしまうので質問し続けていた。「質問して居場所を守ろう」みたいな意識もない。気になるから聞くだけ。
そんな性格だけど取材は好きじゃない。取材は仕事だからプレッシャーがある。飲み会も広義の仕事っちゃ仕事だけど、そこで絶対に聞かなければいけないことはないし、仮に変な感じになっても「まあどうせこの人は20万いいねのツイートとかしてないだろ」と考えれば問題ない。
小学生の頃、サッカークラブの見学に連れて行かれて、誰ともコミュニケーションをとることができず、ボールを一度も蹴ることなく泣いて帰ってきたことを思いだした。あのときはただ惨めだった。悔しかった。
そのせいか分からないけど、今でも「サッカー関係者には面白い人がいないな」と思っている。私も大人だからコミュニケーションはとれるけど、深く仲良くなる自信はない。
明石家さんま、木梨憲武、やべっち、ワッキー、又吉。世界中でこの5人だけが、「サッカー経験者なのに面白い人」だと思う。
その中でもやべっちは、世界で唯一「サッカー経験者なのに面白い板前」だと思う。
