金属(鉄)のレールの上を金属(鉄)の車輪が乗って進む鉄道は、粘着式鉄道という。
一般的に我々が乗っているのが粘着式鉄道だ。
粘着というのは摩擦のことで、金属同士の摩擦力を頼りに進んでいくということである。
これ、改めて考えるとすごくないか。
まともな説明はできないんだけど、ただこの仕組みが成立していることが直感的に飲み込めない。
つるつるしたレールの上を、金属の円がたくさん転がって人々を移動させるって……。
なんか滑って空回りしそうだし、逆に一度スピードがついたらどんなにブレーキをかけても思い通りに止まれなさそうだと思ってしまう。車輪がゴム製とかなら分かるんだけどな。
粘着式鉄道のほか、ラック式鉄道というものもある。車体についた歯車と、それが噛み合うレールを使って進む鉄道のことだ。これが駆動するのはイメージしやすいだろう。
ラック式は傾斜が強いところを進む鉄道で使われる。摩擦力に頼る粘着式鉄道は、角度のきついところだと摩擦力が負けてしまって前に進めないのだ。だから歯車でガッチリ噛み合わせて、滑らないように制御しつつ進むのがラック式鉄道の役目というわけである。
ラック式鉄道の中には、複数枚の歯車とレールを組み合わせて安全性を高めたアプト式というものがある。日本では静岡の大井川鐵道がこれを使っていることで有名である。
以上のことはかつて大学の食堂に座りながらスマホで黙々と調べて知ったことなのだが、どういうきっかけで調べようとしたのかは全く覚えていない。授業などは関係なく、自主的に調べたのだけはたしかだ。そして発表する場もなくただ記憶していた。Wikipediaを見れば大体同じことが書いてあるんだけどね。
今この日記を読んだあなたが面白さを感じたなら覚えていた甲斐がある。
クロスボウ弁慶。
今週の休みは土日の2日間しかないのか。いまだ心が正月に適応してしまっている。
週末が減ると平日が増えて、良いことないな。
なんか不思議だよな。嫌なことがあるなら、常にその補償になるような良いことがあっていいと思ってしまう。
似た話だと、食べ物での火傷についても思うことがある。
熱いものを食べて火傷するとき、それは必ず一口目なのだ。なぜなら食べ物は最初が一番熱く、だんだん冷めていくものだから。間違っても最後の一口で火傷することはない。
そして、一口目で火傷をすると、以降ずっと火傷した口で食事を進めなくてはいけない。
つまり火傷をした際は、その食事のすべてが火傷の被害を受けることになる。
「火傷したけどほぼ食べ終わりだからまあいいか」がありえないのだ。
この仕組み、程度が極端でおかしいと思いませんか?