【06】恐山・鬼谷の関東フルーツ学園放送部「ふつおた」 | オモコロお便りを読む人omocoro.jp
恐山さんとのほかおに限定ラジオが完結しました!
最後まで反省点だらけだったけど、初回に比べるとだいぶリラックスして喋れるようになっていたと思う。楽しかったし光栄だった。ご愛聴いただき誠にありがとうございました。アーカイブされるので、これからも何度でもお聴きください。
たった6回とはいえ、最終回って少し感傷的な雰囲気がある。終わると決めて始めたことを予定通りに終えることの寂しさと正しさを感じた。
つつましい弁当に見えるでしょう。米は1合あるんです。
チンジャオロースは何日か前に作ったもので、完成直後にタッパーに詰めて冷凍していた。日記に書いていたチンジャオロースとはまた別のやつ。今回は生姜焼き用のやや厚切りの豚肉を使ってみた。噛み応えがある。
最近勉強していることに関連した新しい本を買って読んでいるのだが、これがすごく肌に合って感動している。アメリカ人の著者が英語で書いたものを日本語訳した本で、著者の考え方も翻訳者のセンスもかなり私好みなのだ。
普段は英語話者と交流することは少ないし、洋画を見たとしてもその異文化らしさを楽しんでいる感覚が大きかったけど、今は人生で一番と言っていいほど英語話者に共感している。近頃最も身近な英語話者はイーロン・マスクで、彼の功績を以て「外国人つまんなすぎる」と拡大解釈をしていたところだったが考えを改めた。
勉強が難しくて行き詰まっていたところに、ありがたかった。
みくのしんさんが東野圭吾の『名探偵の掟』を読んでいた。
私は中学2年のときにソフトテニス部の先輩から「この本面白いよ」と言って貸され、読んだことがある。だからみくのしんさんと同じく、他人に勧められて読んだ本なのだ。
人から勧められる嬉しさってあるよな、と思った。自分はこれを面白がるだろうと判断してくれる嬉しさ。私はその先輩を尊敬していたし、みくのしんさんもかまどさんを尊敬していると思っているから、そういう人から本を提示してもらえる喜びについて勝手に共感していた。
その先輩のテニスのプレーはとにかくしなやかで、パワーは劣るがコントロールと冷静さに長けていた。手首が柔らかく、普通のストロークの構えから突然ネット際に落とすドロップショットに切り替えるのが得意で、声も性格も穏やかなのに相手をからかうようなプレーばかりしていた。私はその技術を参考に、レシーブ時のドロップショットを体得させてもらっていた。
そういう先輩から自分に向けて小説を貸してもらえたこと、それを読んで面白いと思えたことが、すごく嬉しかったのだ。