2021年6月2日 夢の外へ

怖い夢を見て、変な時間に一度起きてしまった。その後も寝付くことはできたが、万全の睡眠からは遠ざかった感覚がある。

以下、夢の内容。 

合宿所のようなところに友人達といたら、ある一室で人が殺されているのを発見した。
恐れながら別室へ移動すると、友人が「そういえば今日本には 殺人鬼・大トカゲ・顔が二つある人(妖怪)が潜んでいるらしい。さっきの人はこのどれかに殺されたのではないか」と言った。その話を聞き、部屋の窓から外を見ると、顔が二つある人(妖怪)と目が合った。
私は必死にドアを押さえながら「怖すぎる。こんな夢は見ていられないからもう起きてしまおう」と思い、起きた。
夢終了。

この夢では2箇所で理性が働いていたように思える。
まず、窓の外に何がいるかを選んだ点だ。
友人の話を聞いた後、窓の外には殺人鬼や大トカゲがいても文脈的におかしくない。しかし顔が二つある人(妖怪)がいたということは、私の脳はこれが出てくることを選んだのだろう。そしてその光景を見て「怖すぎる」と思った。
次に理性が働いたのが「怖い夢を見続けたくないから起きよう」と思った点だ。実際に私はここで起きた。

私は、寝続けられないほど怖いと感じる夢をなぜ見たのか。睡眠を阻害するほどの夢を見ることには何の意義があるのか。
また、これが夢であることを自覚する理性があるなら、そもそも怖い夢を見ないようにすることはできないのか。

雑に次のような考えが浮かぶ。

①まず夢を主体的に「見る」「選ぶ」という考えが間違っており、夢というのはランダムに「見させられている」と捉えた方がいい現象である
②私は夢を使って無意識的に遊んでおり、怖い夢に耐えられるかを試していた(半ば自傷的行為)

実際①が妥当だと思う。今回は怖い夢に苦しんだからアレコレ考えたが、普段から夢の内容に自主性や必要性を感じることはない。
②は、起きた瞬間に思ったことである。顔が二つある人(妖怪)の登場に対して「なんでわざわざ1番怖そうなやつを見ちゃったんだよ」と感じたからだ。

あるいは

③私はそのとき起きる必要があった

というのも考えられる。寝続けていたら何かに殺される、と脳が気づいたのかもしれない。

実際、起きたらいたしね。顔が二つある妖怪。

あと殺人鬼と大トカゲもいた。

みんなでゆで卵を食べた。

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