2021年7月17日 円錐形のアイスが終わる頃

梅雨が明けた世界はこんなに夏らしかったか。

梅雨が明けたら夏になる。
夜が明けたら朝になる。
年が明けたとき、何になるのか。

夕方、外でヨーグルトを食べていた。あと春雨スープとブリトー。最後に食べたのがヨーグルトで、それまでのものは写真を撮ることを忘れていた。

このとき風が強く吹いていたが、写真だと全く分からない。この写真だけを数年後に見返したら、私自身も風が吹いていたことを忘れていそうなぐらいだ。

バニラアイスを買って食べた。スーパーカップは人生で5回も食べたことがないと思う。カップのバニラアイスを買う習慣が私には無い。
バニラアイス自体も久しぶりに食べたが、びっくりするぐらい美味く感じた。

ルマンドを砕いて混ぜた。これをやるためにバニラ味のスーパーカップを買ったのだ。とても美味い。

オモコロブロスでのかんちさんの記事にあった工夫を試したくなったのだ。

「コーンとアイスを一緒に食べられる部分を最初から最後まで味わえる」という表現にすごく惹かれた。私はコーンアイスのその部分がすごく好きなのである。

厳密に言うと、この記事のおかげで私はその部分が好きであることを自覚した。記事を読みながらその部分を食べているときのことを想像したら「いつもめちゃくちゃ美味しく感じるところじゃないか！！」と驚いたのだ。

恋愛経験のない女子が、同級生男子とのエピソードを意気揚々と話していたら、少し大人びた同級生女子に「それ恋じゃん」と言われて「いやいやそんなんじゃ……、」と返すものの、数秒固まって考えたのち顔面を赤く染めて教室を飛び出し、同級生女子が「……マジ？笑」と言うシーン。

それと全く同じことが私とコーンアイスのあの部分で起きました。

私は食べかけのアイスを置いて教室を飛び出しちゃったので、同級生女子は廊下に向かって「溶けるぞ〜」と言ってました。

しかし私はそんな声に耳を貸すこともできず、誰もいない屋上に行き、体育座りをしながら悶々としていました。風が強かったです。