2022年5月5日 散財 黄身が生でよかった

小中学校の同級生で唯一今でも連絡をとっている友達と会った。親族を除いてダントツの長い付き合いをしている人だ。

特に具体的な予定は立てず、東京をそぞろ歩くことにした。

昼。生に近いしっとりした鶏肉に生の卵黄を乗せた「生親子丼」みたいなやつ。美味かった。
大葉が散らされているのがよかった。

なんか平たい皿にサラダが乗っているのが面白く感じて撮ったけど、そんなことなかったかもしれない。

カインズホームがやっているカフェみたいなとこがあると知ったので行ってみることにした。

内観
コーヒーとマフィン
カインズの商品が展示されている

こんな感じ。周りは混んでいたけどこの店だけ人が全然いなくて快適だった。

バーミキュラという、鍋やフライパンを売っている店に入ったら、ローストビーフともやしを試食させてくれた。うまかった。

その後喫茶店に入った。私はアイスのカフェオレと抹茶のパウンドケーキを頼んだのだが、今日はもうアイスのカフェオレが出せないということだったのでブレンドにした。

しばらくして、店員が来て「パウンドケーキの抹茶味が売り切れちゃって、ほかの味にしてもらうことはできますか? シナモン、メープル、黒糖があります」と言ってきたので、黒糖にした。

またしばらく待っていたら、同じ店員が黒糖のパウンドケーキを持ってきて、私の目の前に置かれた。
その瞬間、厨房の方から「それ違う!」という声が届き、その黒糖パウンドケーキは店員に取り上げられて別のテーブルに運ばれていった。

やがて店員が来て「すいません、黒糖のパウンドケーキも無くなっちゃいました。チーズケーキならあります」と言われた。
チーズケーキを頼んだ。

チーズケーキはすんなり届いた。

私が最初に注文したのは「アイスカフェオレ」と「抹茶のパウンドケーキ」である。

黒糖のパウンドケーキがテーブルに届いた瞬間、指をぶっ刺してペロペロ舐めておけばよかったなあと思った。

その後はこんなものも……。

1日を通して、仕事と結婚の話をしていた。子どもの日らしからぬ話題だ。
とにかく周りの人たちがみんな結婚していくのである。まさにこの日入籍した友人もいた。

我々はどうしていくべきか、という話にもなっていた。今日の友達はそこらへん色々考えて動いているが、私は何も考えておらず「また高校に通って日本史を勉強し直したいな〜」とか思いながら生活しているため、喝を入れられた。

友達はマッチングアプリを上手く使っているので「鬼谷もやれ!」という流れになり、「押忍!」つって基本的な取り組み方やプロフィール文のコツなどを聞いたり、登録用の写真(ビールを持ってニッコリしている図)を撮ったりしたのだが、帰宅した頃には完全にやる気がなくなっていた。

男がやる場合、利用料が月4000円ぐらいかかるというのも少し抵抗ある。それなら競馬に使いたい。

ああ、そうじゃん。競馬をしよう。

私は一度マッチングアプリをやると決めた、と考える。つまりこの時点で4000円を失うことが確定していた。
しかし実際はマッチングアプリをやらない。
すると、本当なら失っていたはずの4000円が残高に増えることになる。

つまり私は、失っても損にならない4000円を手に入れたのだ。これで心置きなく競馬をやることができる。

いつも本気でこういう風に思っている。
かつて体調がやばくなった際、医療機関から救急車での搬送を勧められたことがあるが、断って、浮いた診察代を計算して競馬をしたことがある。あの時の馬券は外れたけど、どうせ失っていたお金なので損ということにはならなかった。

なお、マッチングアプリの4000円は月額である。
つまり、私がマッチングアプリにハマって翌月も利用していたと想定すると、そこでまた4000円を失うはずだった。しかし実際は全く利用していない。だからこの4000円についても儲けている。
再来月も、その次も。

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