27歳になりました!
起きてすぐシャニマス開いたら樋口がお祝いしてくれた。嬉しいけどどうして樋口が代表になったんだろう。最初にプロデュースしたからか? ありがとうな。
https://twitter.com/boccose/status/1721543502235127893?s=46&t=GAYQocJeM7Z9ktwnIGQUCQ
次の年齢は立方数になるな〜というのは結構前から思っていて、全面自分の顔にしたルービックキューブを作ってツイートしようかなとか考えてたけど、めんどくさいわりに面白くないというか逆に力みすぎててウケないかもと思ってやめた。
あとは鍋キューブだけ入れたほしい物リストを作って公開しようかなと思ったけど設定とかめんどくさくてやめた。
そしたら、そんな葛藤を知るわけのない母親からLINEが来て「11月7日は鍋の日らしいよ」と言われた。ヤマキが決めていたらしい。
じゃあ夜、鍋食うかーと思った。
夜。仕事の手離れが悪く20時半ごろ自由になった。今から自分で鍋を作るのは疲れるので、飲食店に任せることにした。
調べたら、やよい軒が今日から「えらべる冬鍋シリーズ第一弾 すき焼き定食」を始めたらしい。やよい軒には普段全く行かないが、松屋はまだ鍋をやっていなかったので仕方なく行くことにした。
30分ほどかけて到着。店内には食券購入用の筐体が1つあり、男性2人が並んでいる。私が入るスペースはなかったので外で順番を待つ。
……長い。1人目のサラリーマン風の男性がなかなかのんびり検討している。常にスピーディーな食事を求められているであろうサラリーマンがやよい軒で何をそんなに長考するのか。後ろに待っている人がいることも分かっているだろうに。そもそも私のように、何を食べるかを事前に決めてから店に到着すべきなのだ。
サラリーマン風の男がやっと注文を済ませたら、次は大学生風の男の番になった。ところがこいつも妙にぼーっとしている。メニューを選んでるんだか眺めてるだけなんだか分からない表情でタッチパネルを触っている。実に情けない。後ろには誕生日の男を待たせているんだぞ。
大学生もようやく注文が決まったようで席に進んだ。ついに私の番だ。私はもうノータイムで注文する用意ができている。すき焼き定食の肉増しだ。誕生日だから肉増しにしちゃうのだ。
満を持してタッチパネルを見る。
すき焼き定食、売り切れ。
彼らの葛藤が一気に理解できた。彼らは何も考えずに入店していたのではなく、考えすぎていたのだ。私と同じように、すき焼き定食を食べることだけを考えていた。
はーなるほど、こりゃ参ったなと動揺していると、着席した大学生の男がこちらを見ており、目が合った。「そういうことなんですよ」と言いたげな目である。
しかし私はそんな苦境でも彼らより早く答えを出したい。せめてなにか他の、鍋に類するようなメニューはないか。ほら、チゲとか!チゲも立派な鍋だからな。定食カテゴリにチゲは…………無い、じゃあ丼カテゴリにチゲは…………無い!
脳内てんやわんやになりながら、「アルコール」などの絶対にチゲがあるわけないカテゴリも巡回してしまった。全て2周した。先人たちの「ほらほら、そうなるんだよ」という視線が刺さる。
とにかくもう、決断せねばならない。
バースデーボーイの私は腹を決め、タッチパネルから手を離し、踵を返した。
30分かけて辿り着いたやよい軒、退店。
27歳としての1年を誇り高く迎えるにはこうするしかなかった。私の残像は彼らの目に眩しく焼き付けられただろう。「目的の鍋がなかったら帰っていいんだ……」と。私を見て好きなだけ学べ。
しかし21時を過ぎ、私の空腹は続く。やよい軒での勇気ある撤退を経て「何が何でも鍋を食べなければいけない」という縛りはさらに強固になってしまった。
先ほどの極限状態で「チゲも可」と気づけたので、ガストのチゲうどんを食べることにした。正直全くうどんの気分ではないのだが、私は今日とにかく鍋に類する料理を食べなければまともに歳を重ねることができなくなっていたから仕方ない。
ガストに到着。すでに何組か待っており、名前を記入して待つが当然直ちには呼ばれず。誕生日なのに。
私の直前には5人グループと6人グループが待つ。楽しげな会話が聞こえてくるためイヤホンをつけてアルストロメリアの曲を爆音で聴く。
だが、入店のゴールが見えない恐怖、無視できない空腹、いつもより強い惨めさなどにより、10分で挫折。退店。
痩せ細った脳で、鍋を提供していそうなチェーン店を考える。考えながら歩く。疲労により思いつかず。
すると目の前に大戸屋現る。
大戸屋。
大戸屋? 大戸屋か。大戸屋には鍋の雰囲気がある。
店の前に掛かるのれんを見る。
無事ありつけました。応援ありがとうございました。
帰宅後にシャニマスをやってたら、「HAPPY BIRTHDAY」というボタンがあることに気づいた。
なんと全員からのお祝いメッセージを聴くことができた。樋口だけじゃなかったんだ。にちかのやつがよくて何度も聴いた。聴き始めてすぐに意図を察し、「つまりここの助詞の『に』は跳ねるように高く……なるんですよねえ!!」とか思っていた。
しかしこれ、本当に偉いことだと思う。これに救われる人はたくさんいる。何年か前の私だったら普通に嬉しくて泣いていただろう。これはもはや慈善活動だ。今度は全員で厚生労働省とコラボしよう。私の後輩に厚労省で働いてるやつがいるから言っておきます。「シャニマスとコラボした方がいいよ」って。
これからもどうぞよろしくね♪
こんな私だけど笑って許してね♪