路線図をなんとなく見て、両国駅に行ってみようと思った。
これ何だろう。
もしや今ちょうど本場所中か、と思ったけど春場所は大阪なので両国が混んでいることはなかった。それに初日は来週末だった。
一人暮らし1年目のころ、国技館のマス席で大相撲を観戦したことがある。中学生のときにラジオの公開放送で知り合った神奈川在住の夫婦が誘ってくれたのだ。その日の相撲中継には私の姿が一瞬映った。
両国駅のすぐ近くにベックスコーヒーがあったので入ることにした。結構前にコーヒーの回数券を買っており、それが財布の中に3枚残っていた。
入店し、少しボロくなった券を1枚ちぎって渡すと、店員はばつの悪そうな顔をして「これ、古いですね……」と言った。
古いけど回数券は回数券だからなあ、と思っていたら、店員は続けて「裏に印字されている使用期限を見ると、2ヶ月過ぎてますね」と言った。
オワタ\(^o^)/
と思っていたら、店員は「でも、3枚残っちゃってるなら全部引き取るので、今回は特別に1杯分ご提供しますよ」と言ってくれた。
ヤター\(^o^)/
そうしていただいたコーヒーは、とてもあたたかで、心をホッとさせてくれる一杯でした♪
いやあ、回数券の期限が切れていたことも想定外だったし、それを融通してくれたのも想定外だった。わけもわからんうちに親切を受けていたよ。
サービスしてもらった立場でつべこべ語るのは恐れ多いんだけど、こういう対応こそが接客業の真髄ですよなあ……と心底感じ入った。自分もこういう接客ができるようになりたいと思いました。憧れます。
接客業のアルバイトをしていた時の私はやけに一生懸命で、マニュアルで管理されていない言葉遣いを勝手に研究して他のバイトに指導したりしていた。嫌な奴だよな。あの頃は本当に狂っていた。歌舞伎町だったからヤクザの相手をすることもあって、とにかく角の立たない接客を模索していたところがある。
そこで1年以上働いて、辞める時には副支配人が目に涙を溜めながら「君の気遣いが本当にありがたかった……!」と言って握手してきた。私は職場のためというより自分がそうしたかったから一生懸命取り組んでいただけなので、副支配人の温度感にはついていけず「タハハ……」となっていた。両者少しずつ狂っている。
ベックスコーヒーで3時間ぐらいChat GPTをいじり続けた。これ本当にすごい。今は私の知識が追いついていないけど、プログラミングとかの基礎知識があれば本当になんでもできちゃう気がする。私はそこらへんの知識に乏しいので、3月中は新しいことを色々知る覚悟が必要になりそうだ。
隅田川。
両国らしく、欄干に相撲の決まり手があしらわれていた。
「こしくじき」で負けたくないなあ。
セブンイレブン限定商品の「チリン」という炭酸飲料を飲んだ。なんかリラックスできる成分とかが入っているらしい。絶妙に味が薄くて飲み応えが無かった。残り2種類の味も飲んでみたい。
ももんじゃがいた。江戸から続いてるらしい。
いつかみんなで行きたいね。
帰宅し、実家に向かうため駅に行こうとしたら、道中でヒキガエルに遭遇した
2023年3月4日、東京都内でヒキガエルを観測。絶望の春、到来せり。
どうしてこうも私はヒキガエルと出会ってしまうのか。日記で再三書いているように、私はカエルがとても苦手なのだ。都内に住んでいる 人を無作為に抽出したとして、年に一度もヒキガエルを見ない人の方が多いんじゃないかと思うが、私は一生懸命避けた上で年に5回ほど出会っている。どういうことなんだってばよ。
どういうことなんだってばよ!
そして、時期が早い。春の到来は嬉しいが、生物の冬眠終了は全く喜ばしくない。
正直まだいないと思っていたので、今日は道の先に怪しい物体があると気付いた段階で、もしかしたら葉っぱかも?という思いが60%ほどあった。その後じっくり見て、カエル100%(河下水希)であることが分かった瞬間、「うわあ!!」と叫んでしまった。細い道だったから先を進むことはできず、迂回ルートを進もうとしたところその前方でおばあさんが道の片隅をぼんやりと不思議そうに見ており、あそこ絶対カエルいるじゃんと思ってさらに迂回した。道にカエルを配置して鬼谷を迂回させるミニゲームが作れちゃうぞ。
10月ぐらいまでカエルは活動するので、ここから半年間は私の行動範囲がグッと狭くなることになる。勘弁してくれたまえ。
花粉症の人も多く苦しんでいるが、私も私の苦しみがある。しがらみが無ければ春を楽しんじゃいけないのか。もっと無条件の喜びを寄越しやがれ。
ここまで書いて寝落ちていた。更新せずに寝てしまうのは久しぶりで、夢も「日記の更新を忘れている」という内容だった。
ももんじゃの段落、書いた記憶が無い。