2023年3月3日 チャボの才腕物語


今日、仕事に際して ChatGPT っていう AI のチャットボットのサービスの名前が出てきて、そういえば最近 API もリリースされて、話題の勢いがまた一段と、というか数段勢いが増してるなと思ったんで、自分でも触ってみたんですね。そしたらもうやっぱりすごいです。どんなことを言っても大体その内容の正しさは、ともかくちょっと丁寧すぎるかな、ぐらいの分量で、大体一言で答えられることなら200文字ぐらい、100文字から200文字で返ってきて、ちょっと込み入った質問をすると、それでも一瞬で700文字、800文字が返ってきました。

AI が、AI 技術が広く普及する社会で、編集プロダクションという業態は存続しますか、と質問してみたら、AI があっても、AI チャットボットが進化しても、クリエイティブな面では人間に及ばないから、編集プロダクションの業務を効率化することはあるけど、それを完全に置き換えることはできない、と言っていて、「そんなことないだろう」と思いました。

「ここまでちゃんと返せるなら、君は十分編集プロダクションの立場を奪えるよ」と思ったんですけど、その後会話を繰り返して、「いや、でもクリエイティブな面こそAIの方が強いんじゃないの」とか、過去の経験とかに基づいて、「クリエイティブなものあるんです」とAIは答えるんですけど、でもその経験だって、外部の作品とか、外部の情報からの蓄積によって得られるものだから、それを大量に高速に収集できるAIの方が、クリエイティブは強いんじゃないの、って返しても、「でもクリエイティブは人間には及びません」ということしか言わなくて、なんかやけに人間の立場を擁護してませんか、って言ったら、「いや、あくまで中立を保とうとしているだけです」と言うんですね。なんか妙に気持ち悪い謙虚さだなっていう。もうちょっとシビアに見てもいいんじゃないのって思うんですけどね。でもまあ、そこまで的確に相手の主張は主張として、その正しさとかは関係なく、ここまでまともに会話ができるなら、十分編集プロダクションは消え得ると思いましたけど、どうしてこんなに私はアンチ的な立場になっているか分からないけど、まあ、仕事を楽にしたいというだけなんですけどね。

でもその編集プロダクションが消えるっていうのはなんだろうな。どういうプロセスで消えていくと感じているかっていうと、やっぱりまず今いろんな企業がオウンドメディアって言って自社をPRする媒体を自社で内製して賄っているっていう。例えば新聞とか雑誌とかテレビとか他のメディアに場所を求めるんじゃなくて、サイトごと自分で持ってしまおうっていう考えがやっぱあって、それはまあ効率とか効率的な面とか権利とか経済的なことを踏まえてそういう判断されているのかなと思うんですけど、やっぱその内製思考みたいなのが強まっていくと、やっぱ技術が発展すればじゃあ編集という立場も内製した方がいいって考えるのは自然かなと思っていて、そう考えるとその立場をそのシステムを成り立たせるのはこのAIが成り立たせるのは十分かなって思いましたね。だからでもそんななんかその考え方もすごい今のあり方に縛られてるなって感じますけどね。我ながらでもまあ今の今のまま編集っていう立場は残り続けるとは全く思いませんね。

今日そんな感じでチャットボット触って、その後自分で書かなきゃいけない原稿があったんで、3000文字ぐらい書いてたんですけど、本当に書くやる気がなかったですね。これだってAIすぐ書けるんだから、なんで私が書かなきゃいけないんだよって本当に心から思いましたね。なんか、AIチャットボットは、その1000文字前後のことだとしても、それ以上だとしても、内容の正しさとか何だろうな求める形がそのまま出てくるかっていうことに関わらず、とにかく短時間でそのボリュームを出力するっていうことがやっぱりインパクト強くて、それに私は結構今日やられちゃったなっていうか、そのやる気がなくなったのはそこが大きいかなと思いましたね。整えることは後でいくらでもできるっていうのはまあそれはそれとして、単純に人間がこれまで時間をかけて体力を削って出力してきた一定数のボリュームと同じ体積・質量のものを一瞬で出してくるものがあるっていうことを知ってしまうと、それを自分でどうにかしようっていう考えはなくなって、そのやる気を削ぐことが一つ。いわゆる「AIが仕事を奪う」という表現になぞらえると、そういう形の魔力がAIにはあるのかなって思いましたね。なんか、その技術とか仕事のプロセスすべてをAIが完全に代理できる技術が確立したから仕事を奪うというより、人間が仕事を放棄したくなるパワーとか魔力がAIチャットボットを持っているんじゃないかなって思いましたね。


以上、WhisperとChat GPTによる出力のコピペでした。ところどころ怪しい部分もあるけど、全体的な意味は分かりますね。

正確なフローを書くと、

①適当に喋る音声を録音する。(今回は8分の音源になった)

②Google ColaboratoryにインストールしたWhisper(Chat GPTと同じOpenAIが提供する音声認識技術)で文字起こしをする。

③文字起こしの出力結果は文章の区切りもないベタ打ちなので、Chat GPTに転記して「これは音声の文字起こしです。句読点や鉤括弧を適宜追加してください」と指示する。(出力で文字数制限があったようなので、いくつかに区切って投げた。文字起こし段階の誤字をそのまま出力していたら「正しくは○○なので、書き換えてもう一度出力してください」と指示した。今回は「内政(内製)」と「アウト(〜整えることはでいくらでも〜)」だけ修正させた)

以上。詳しい仕組みはあまり分かってないけど、それでもこのクオリティのものが無料で出せてしまうのはすごい。Whisperの精度が想像以上にすごかった。

録音する段階で台本も用意せず無計画に話してたから、言い淀んで同じ言葉を言った部分がそのまま残って文章としては分かりづらくなったり、そのせいで句読点の入り方がおかしくなったりしてる部分もあるけど、仮にそこへ手を加えるとしても全く負担にならないレベルで全体的に整っている。複数人の会話だとどうなるのかな。

Chat GPTにちゃんと触れたのは今日が初めてなので、使い方が本当に初歩的というか遊びがないなとは思う。とりあえずもう少し慣れたい。

最近趣味で勉強していたことがあるんだけど、それは一旦置いておいてチャットボットの趨勢を追うべきだと思ってきた。これは使えなきゃいけない気がする。

ちなみに今日Chat GPTに触れたのは、気まぐれにAPIの料金を調べて、その安さに驚いたからというのが一番の理由だ。そこで事態のやばさを実感した。

まだ分からないことだらけなので、一旦明日いろいろ調べてみる。最近は脳が冴えている感覚があるので、その勢いに任せて可能な限り把握するよう努めたい。

寿司。

「七上かつお」の字面が若手声優みたいだと思ったが、名前が「かつお」は個性が強すぎるとも思った。誰の脳裏にも坊主の野球少年がちらつくことになる。

そういえばカツオは野球部に入っていないのに野球少年という印象が強いな。ユズヒコの逆だ。

日記のタイトルを考えるのがだるい。

AIに考えてもらおう。

ずいぶん堅い。10文字超えてるし。

もっと適当でいいんですよ。

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