2023年3月8日 栄光に縋る魚

起きた直後、なんの脈絡もなく「松岡修造をいじることが流行っていた時代は結構明るかったんだな」と思った。面白いかどうかはともかく、ポジティブな発言が恒常的に共有されている様子は健全だったように感じる。あくまで今思えば、だが。

飛沫感染が今ほど気にされなくなったら松岡修造のメディア露出も復調するのだろうか。

ししゃもを買ってみた。

2013年度にカナダの賞を受賞したらしい。

何の賞なのか、誰が受賞したのか、その賞はこの2023年のシシャモとどんな関係があるのか、分からない。

頭を右にするか左にするか少し悩んだけど、シシャモならどっちでもいいと思った。

冷凍の麺。麺と具をレンジで温めたのち、お湯をかけて完成させるタイプ。

そこそこ美味かった。麺がうまい。冷凍食品は複雑さを伴って進化し続けている。

シャニマスの楽曲が各サブスクでどっさり配信された。第一弾よりもだいぶ多くて、まだ全部聴けていない。デレマスの曲もずっと聴いていたのだが、あれこそ数が多すぎるため全曲聴けているのかどうか把握できていない。

新しく配信されたシャニマス曲に対する現時点の感想としては「私は放課後クライマックスガールズの曲がかなり好きだ」というものがある。そもそも元気な曲が好きなのだが、なんというかあのグループは、他のグループと合わせて聴くことでとんでもない儚さを発揮するところがある。

正直ずば抜けて子供っぽいのだが、そうだからこそ出せるポジティブさというか、その時限的な子供っぽさに頼らなければ伝えられないポジティブさみたいなものを感じて、切ない。その性質がほかの大人寄りグループとの対比によって際立つ。

放課後クライマックスガールズ単体のライブがあっても私は行けないと思うが、全グループ総出のライブがあったら放課後クライマックスガールズの曲で一番泣くことになると思う。

これまで「杜野凛世をこのグループに入れたのは名采配だな」と思っており、それは他メンバーと杜野の毛色の違いから漠然とそう判断していたのだが、今回いろいろ聴いててなんか違うと思った。ポジティブさ、ひいては「直球の野心」みたいなものを背負わされている放課後クライマックスガールズにおいて、杜野は元からかなりそれに適した性根がありそうなのだ。でなければあの4人と一緒に居られないだろうし、居るべくして居る。杜野はファッションや表情からして「信じることを厭わない強さ」がある。

ホームページ見たら「凛世は、一生…… プロデューサーさまについて参ります」と言ってた。他者に対してこういうことを言える強かさは私が何よりも持ち合わせていないものなので、その姿勢を見せられるだけで逃げ出したくなる。

あと、シャニマスの曲やグループのコンセプトはかなり徹底して「光」や「色」をテーマにしているんだな、と思った。シャイニーカラーズだからだな。

そう考えると、「浅倉透」という名前のメンバーは少し特別であるような気がする。シャニマス楽曲全体に通底するコンセプトを成立させているような存在感があるというか、浅倉がいるからシャニマスがシャニマスたらしめられているような。『statice』を聴いてもそう思う。

色を含むメンバーでは「白瀬咲耶」「緋田美琴」が該当するか。こちらもまた歌声において別軸での土台という気配がある。

斑鳩ルカの曲が追加されていないようで少し残念だった。気になって調べたら、サブスク配信以前にまだ一曲しかリリースされてないっぽい。じゃんじゃん歌ってほしいのに。この人は曲の雰囲気に対して声に幼さが残っていて、その不安定さが妙に気を引くんだよな。声の質でいったら『SOS』とか違和感なく歌えちゃうタイプだと思うんだけど。

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