2023年3月19日 タラちゃんの声変わり

センバツ高校野球が始まった。大会2日目の今日は栃木の作新学院の試合があったので見ていた。相手は大分商業。作新学院が勝った。

勝敗はともかく、最も印象的だったのは試合の複雑な終わり方だった。

以下、初心者向けに説明する。詳しく知りたい人は各自調べてください。「センバツ 作新 大分商 アピールプレー」で検索すれば出ます。

野球は攻撃と守備を交互に繰り返すスポーツで、守備側はアウトを3つ取れば相手の攻撃を終了させられる。アウトの取り方には「三振」とか色々あるんだが、その中のマイナーなものに「アピールプレー」というアウトの取り方がある。

アピールプレーとは、特定の条件において、攻撃側の不備を守備側が審判に指摘した場合のみアウトが取れるルールだ。つまりアウトになる条件が成立していることに審判が気づいていても、守備側からの申告がなければノーペナルティでプレーが続行される。

今日の作新学院戦では、逆転に向けて最後の攻撃をしていた大分商業が、アピールプレーの対象になるミスをして試合終了となった。

ただ、このときのアピールプレーでは、守備側のアピールがないままにアウトが取られてしまっていたのだ。つまり、審判が誤って勝手にアウトを宣告したのである。

試合終了を意味する3アウト目が告げられたことで選手たちはベンチから出て整列の準備を始めていたが、審判団が集まって相談したのち「やっぱ無し!」みたいな雰囲気を作り、2アウトの状態から試合が再開された。普通こういうゴタゴタが生まれた場面では審判から全体にアナウンスがあるのだが、それが無いままに再開したのも印象的だった。

そして試合再開後に作新学院の選手が先般の攻撃側のミスをアピールし、改めてアピールプレーが成立して3アウトで試合終了となった。1試合で二度、試合終了を迎えたわけだ。ここでやっと審判から一連の流れについてのアナウンスがあった。アピールプレーが成立する状況である旨を審判から伝えることはできないため、このタイミングでのアナウンスになったと思っている。

なお、一度目の試合終了に際して作新学院の選手は正式なアピールをしていなかったものの攻撃側のミスには明らかに気づいていたため、遅かれ早かれアウトにはなっていただろう。とにかく審判の早とちりというか、手続きを飛ばしてしまったような感じだ。審判のミスがなければ大分商業のチャンスが正当に残されていた、ということでもない。

ずいぶん歯切れの悪い終わり方だったが、レアな事象を目撃できたという点ではとても楽しかった。チームのチャンスを凡ミスで損ねてしまった大分商業の選手はしばらく絶望的な気持ちで生きることになるだろう。

高校野球というのは、たった1人の不手際で数十〜数百の高校生の夢が終わるからすごい。一心不乱にプレーしていた選手がワンテンポ遅れて自分のミスに気づき、泣き崩れる姿を何度も見てきた。残酷だが、それが団体競技である。

まあ、夏の高校野球に比べればセンバツ高校野球は本番じゃないから、今日ミスった子は夏に頑張ろう!

『サザエさん』を見ていたら、タラちゃんの声が変わっていた。声優が先日亡くなったからだ。

放送開始から声優が交代していないのは、磯野家だとサザエだけらしい。加藤みどりさん、83歳。53年間演じ続けている。すごい人生だ。

もうアニメのタイトルも『加藤みどりさん』でいい。

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庭のミモザが満開だった。写真はブレたが、これはこれでミモザらしさを感じる。