アマプラで『推しの子』のアニメ見た。今のところ2話までしかないのかな。漫画は読んでいない。
1話が1時間半あるんだけど、思っていた展開の3倍ぐらい二転三転したので、実質六転九転だった。『チ。』に似た勢いを感じた。
推しの子は漫画が話題になっていることを知りながら、アニメを見るまで内容を全く知らなかった。マンガ大賞に入賞していたらしいけど、それでも知らずにいられるものなんだな。
呪術廻戦とかも何の話なのか全く知らない。例えばNARUTOに対して「忍者の話でしょ?」と言うような、そのレベルの認識も呪術廻戦には無い。とりあえず呪術を使って戦うんだろうが『廻戦』の意味は分からない。視野の狭さを感じる。
推しの子では、明らかに東京ドームのことを指しているのに「ドーム」という表現しかされていないのが面白かった。東京ドームに関しては株式会社東京ドームがあるから色々難しいんだろう。まあ「東京ドーム○個分」という表現はだいぶ一般化しているが。そこらへん突き抜けているのは「甲子園」かな。あれは阪神電鉄の運営だけど、高校生にとっての聖地(当事者にとっての商業利用でない)だから扱いやすいのかも。関連して調べたところ、ラグビーの「花園」は市営、吹奏楽の「普門館」は宗教法人の運営だった。
「区立 目黒川中学校」とだけ書かれた看板があったのもよかった。五反田という名前のキャラクターが出てくるから品川区立かもと思ったけど、付近で芸能科がある学校といえば日出高校だから目黒区か。
今調べたら日出高校は日本大学系列になって、2019年に目黒日本大学高校へと改称していたようだ。知らなかった。日出高校出身の親戚がいる。
そういや推しの子のアニメを見る前から主題歌の『アイドル』はずっと聴いていた。意識して歌詞を読んでみると、めちゃくちゃ作品の内容に沿っている。
あと 幾田りら というシンガーソングライターがいることはなんとなく知っていたけど、それがYOASOBIのボーカルであることは最近知った。こういう知識の不足は焦る。
推しの子の作画は横槍メンゴさん。振り返ると氏の作品は『君は淫らな僕の女王』『クズの本懐』『レトルトパウチ』など読んでいる。結構前なので内容は覚えていないが、絵が好きだ。横槍メンゴさんの描く女子は、目が据わっていて怖いのが良い。どのキャラも、何かに対して刺し違える覚悟を抱いているように感じる。漫画だから辛うじて視界に収めていられる圧。
原作の赤坂アカさんについては馴染みがなかったが、調べてみたら『かぐや様は告らせたい』の作者だった。めちゃくちゃ人気作じゃないか。
じゃあ推しの子の製作者2人って、両者とも個人で漫画を描いて売れまくった人たちなのか。すごいなそれ。どうしてそうなった。編集者はどんな気持ちで仕事してるんだろうか。
このインタビューに答えがあった。赤坂アカさんが考えた推しの子の原案を横槍メンゴさんに読ませたことが発端で、ていうか原案は横槍作画を想定した当て書きで作られていた。そして推しの子の編集者は、元からこの2人の個別の担当編集者だった。出来すぎている話だ。
アイドルという仕事は、私には絶対に無理だと思う。歌や踊りなどの能力ではなく、精神的な部分で。あえて人に好かれることを求めないし、人を愛してあげたいと思わないし、嘘をつくのが嫌いだから。人に嫌われることを通して「自分は正直でいられた」と感じるような捻れた思考がある。
オモコロブロスの朝マックの記事を読んでいたらマックに行きたくなった。
おろしチキンタツタの箱にゾロがいた。
たしかに、おろしチキンタツタはゾロかもなあ……。
統一地方選の当選速報をラジオで聞いていたら、「現職」に対して「元職」のことを「もとしょく」と読むことを知った。多分これまで何度か耳にしているが、改めて気持ちのいい気づきだった。