cakesの件もあって、今年は自分のホームページを持とうと思い立った。今だとどうやるのが楽なのかな。
一応過去にhtmlでホームページを作ったことはある。日記とかを更新していた。無料の忍者サーバーを使ってるから今も公開中になっているけど、元データは壊れたパソコンの中にあるから取り出せるか分からない。
仕事を終え、プールに行った。
日曜日に初めて会ったネットの知り合いが「ここ来る前にプールで泳いできた」と言っており、生活の中に「プールで泳ぐ」という選択肢があることをそのとき思い出させられた。その日のうちに水着と水泳帽とゴーグルを注文した。
私は泳ぐことが好きだったのだが、高校の体育を最後に、これまで8年間一度も泳いでこなかった。
小学校の夏休みでは、プール開放日は1日も休まず泳ぎに行った。中学の夏休みでは、体育の授業で平泳ぎを習得できなかったので自主的に市営のプールに行って練習した。高校の夏休みでは、アメリカでホームステイした際に湖を泳いで横断した。
それなのに大学生になってから泳ぐことは一度もなかった。特に理由は無い。強いて言えば、痩せすぎた体を他人に見せるのが嫌になったことか。
思えば高校までは、プールの方から私に近づいてくるような環境だった。授業があるからな。
久しぶりのプールは、なんかすごく普通だった。
水に浸かったときも「久しぶりだなー!」みたいな感覚はなく、その後特にブランクも感じずに泳ぎ始めていた。不思議だった。もっとぎこちなくなるかと思っていたが。
折り返した回数で泳いだ距離を数え、2キロを超えたところでやめた。疲れた。
プールへ行く前に夕飯としてチキンカツ定食を食べていたのだが、泳ぎ終わったらまた「なんか食べなきゃ」という意識に駆られ、日高屋に飛び込んだ。
アニメ声で実にハキハキと発声する店員が、
「卵ニラ炒め定食お待たせしましたー!ごゆっくりどうぞ!」と言って運んできてくれた。
いや、今日は「ごゆっくりどうぞ♡」だったな。
それぐらい「ぞ」が「ぞ⤴」だった。
「ぞ♡」が来る前の「どう」の調子も違ったからね。なかなか真似できないよ。
日高屋を出た後も、結局まだプールのことを考えていた。
プール自体もすごく楽しく気持ちいい時間だったのだが、それより「泳ぎたい」という衝動を維持したまま「泳げた」という結果を得られたのが嬉しかったのかもしれない。
「やってやったぞ」と感じていた。8年というブランクは、この達成感に作用したのだろう。