2023年2月14日 執念晴らす鮭ハラス

ウシガエルがたくさんいる田んぼ道から必死に逃げ出す夢を見た。

私はカエルが苦手なのに、カエルが出てくる夢を見過ぎている。真冬でもこれだからな。いちいち言わないだけで、日記に書いているぶんの4倍はそういう夢を見ている。

そんな悪夢から目覚めたのち、スマートウォッチで計測した「睡眠時呼吸の質」というスコアを確認してみたら、100点だった。
やかましいわ。

あと血中酸素濃度を測ったら、それも100%だった。血中酸素濃度って100%になることあるんだっけ? どのサイトを調べても「正常値は96〜99%」としか書いてないが。

サブウェイで
えびアボカドと
チリチキン

はま寿司。カニカマの天ぷらうまい。

「砂糖ゼロ」「糖類ゼロ」「ZERO」
という、ただ  無さ  を必死にアピールしている様子が気になって買ったチョコ。

後になって気づいたが、今日はバレンタインデーだった。それと、このチョコを買ったことには関係が無い。チョコも目立つ売り場に置かれていたわけではなく、お菓子売り場としての定位置にあったのを偶然見つけただけだ。普段はチョコを自主的に買うことなんかないけど、実に偶然である。

言い訳しているわけでもない(する理由がない)のだが、ただ、少なくとも自覚できる意識として「バレンタインデーと無関係に興味を持ち、購入を決めた」という事実を記しておきたい。

G1を3勝した競走馬エフフォーリアが現役引退を発表した。

一昨日の京都記念では2番手で3コーナーを迎えるも突如失速し、直線に入るとあっという間に最後方へずるずる後退。入線前に鞍上横山武史が下馬して競走中止となった。心房細動を起こしていたらしい。脚の故障でないからよかったと思っていたが、結局ターフからは去ることとなった。

私は穴党なので馬券的にも大した思い入れはなかったのだが、人々の反応を見ていると愛されていた馬だったんだなあと感じる。

エフフォーリアのレースで最も印象的なのは、勝てなかったダービーだ。ケチをつけるつもりはなく、あのレースには勝負としての美しさがある。

枠なりに最内を進み、3,4コーナーでもグッと手綱を引き相対的にポジションを下げてまで脚をため続ける横山武史とエフフォーリア。直線でエネルギーを開放し、単独先頭に立った残り200メートルではもはや突き抜けたか、と思わされたところで内から忍び寄ったのが、時を同じくしてもう一段階上の切れ味を見せ始めたシャフリヤールだった。手前を替え、低い姿勢で一完歩ごとに差を詰めるシャフリヤールはみるみるうちにエフフォーリアへ並びかけ、2頭の勝敗は誰にも判断できないほどの接戦で入線した。写真判定の結果、ハナ差勝ちが告げられたのはシャフリヤールだった。首の上げ下げのアヤで、入線前後ではエフフォーリアが勝っていたタイミングも十分にあるだろう。

エフフォーリアとともにダービーを勝てなかった横山武史と、ダービーを勝たせなかった福永祐一。0.0001秒で切り取られた数センチが、決して覆らない結果をもたらした。しかし、その瞬間の数センチが生じうるために尽くされてきた両陣営のこれまでの仕事がある。両陣営どころではない。シャフリヤールを生んだ母があり、シャフリヤールの育った牧場があり、シャフリヤールを買った馬主があり、シャフリヤールを強くした厩舎があり、シャフリヤールの手綱を執った鞍上があり、そういう背景が17頭それぞれにあった上で開催された第88回日本ダービーがあり、全馬が並んだゲートを開けさせたスターターがあり……。

その全ての結果が、世間の第一党にとって最も望ましくない数センチに表れたわけだ。
ラーゴムの馬券を買っていた私でも思わずため息をつきたくなる壮大さである。

昨日投稿したツイートがウケた。

2枚めの弁当の画像、よく見れば消費期限が3年前であることが分かるだろう。
これは私が完全に無職だった3年前の夏に食べていた弁当の写真だ。

その時点で「ニギハヤミコハクヌシみたいだな」と思っており、ツイートもしたが、当時はフォロワーがあまりいなかったので大してウケなかった。でも私は超面白いと思っていた。

その後、実は何度か形を変えてツイートした。しかし期待どおりにはウケない。どうにかウケたいと思った。ただの意固地である。

今回は初めて原作の画像を利用することを選んだ。これはジブリの著作物なので反則と思われるかもしれないが、実は公式に二次利用を認められているキャプチャ画像が50枚だけ公開されている。したがって、そのアーカイブから拝借するなら原作の画像を使ってウケたとしても問題ないという気持ちでいた。できればハクの顔が目立ってほしかったが、シーンとの整合性を考えながら一覧から選んだ結果、あの画像になった。目に涙をためているという感動的な要素はツイートのくだらなさと対比して面白いと思う。

そんな背景があり、ついにウケた。権利的に問題ないとはいえ、事情を知らない人もいるだろうからその分倫理的なブレーキがかけられている気配もあって、そこらへんの壁が無かったらもっとウケていたんだろうなという感覚もある。

スッキリしたが、意外なほどに嬉しさや興奮はなく、無職の自分が残していたゴミをやっと一つ捨てられたということに過ぎなかったようだ。

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