七草をゲト
七草粥をゲト
昇降デスクのことばかり考えている。
昇降デスクとは、ハンドルや電動モーターによって天板の高さを上下させられるデスクのことである。上下させることによって天板を自分にベストな高さに調整できるだけでなく、ぐっと高さを上げれば椅子から離れて立った状態で作業をすることもできるのだ。
私は昇降デスクが欲しい。
昇降デスクがあれば私の悩みは全て解決されるような気がする。関節や神経の不調、集中力の持続しなさ、部屋の片付き具合、おしゃれさ、風水、紛争、温暖化、食糧危機など、すべての解決の鍵になるのはきっと昇降デスクなのだという直感がある。
じゃあすぐ買えという話だが、1つだけ懸念点もある。
一般的なテーブルが4本足で立つのに対し、昇降デスクは「エ」のような形の脚2本の上に天板が乗る。つまり実質横から見える脚の数は2本しかない。これによって、机としての安定感が失われるのではないかという懸念だ。
特に高さを上げれば上げるほど、ぐらつきは大きくなることが予想される。それに私は耐えられるのだろうか。
どうなんだろうか。
私はその揺れに耐えられるのだろうか!?
耐えられるのかどうかが分からなすぎて今日はこのことについてだけ考え続けていた。だからほかには何も書くことがない。
最初に昇降デスクを欲しいと思ったのは1年ぐらい前で、直近は3日ぐらい前から思い続けている。
もうちょっと経てばやり過ごせるのだろうが、この波はいずれまた訪れる。
私はどうすればその波を乗り越えられるのか。
どうすれば後悔せずに「買う」「買わない」の判断ができるのか。
ポクポクと必死に考えた末、一つの答えが導き出された。