2022年12月9日 アンチ壮年

祝『女の園の星』3巻発売。
待ち望んでおりましたぞ。

これまでの2巻より1話あたりのエピソードの密度が高くなっているように感じた。妻と娘の登場も多い。とても面白かった。

なんか最近、大人より子供に向けたコンテンツを作りたいという気持ちがある。世の大人(私と似た立場の人間ら)に何かを提供してやりたいという気持ちが特別無いのと、何かを作ったとしてその内容をより純粋に自己中心的に受け取ってくれるのは子供の方なんじゃないかという気持ち(≒コンテンツから得るものを何か別の外部出力に向けた糧とする姿勢を持たなそう)、また自分自身が「大人にしてはなんか変なことをやっているように見えるけど興味ある」と思われるような人になってみたいという多少の憧れ、などがある。だいぶ甘い見積りで子供を侮っているように見えるかもしれないけど、サービスを通じたコミュニケーションに希望を抱いているだけだ。

(大人に対する辟易の反動かのように)こういった願望を成立させるため子供という存在を利用しようとしていると捉えればひどいようだけど、いずれにせよ経済活動においては自らが提供する商品の消費を他者に促しているのが常だから、同様のグロさは元々あると感じる。

なんというか、私はただ「遊び」の感覚をシンプルに持っていたい、みたいな気持ちなんだ……。大人はすぐ生命の維持に話を持っていこうとする。お金は私もある程度欲しいけど。

いやー、でももっとシンプルな願望による一面もあるかも。

私は今までの人生で、ウケるとしたら大人相手にしかウケてこなかった。なんかいつもおじさんおばさんが好むようなフィールドにばかりいた。狙ったわけではなく、私の嗜好がたまたまそういうものだったことに過ぎないんだけど。
だから例えば高校生にウケるようなエネルギーを持ち合わせた文章を書いたことがない。そういうものへの憧れがあるのかもしれない。同級生にウケることがないまま生きてきた。

しかし子供と一対一のやりとりをして何かを与えていくのは怖いから嫌だ。『女の園の星』3巻の12時間目を読んでも思った。高校生なんかとても接点を持ちたくない。否応にも影響を与えてしまうだろうし、責任取れない。

何か作ったもので子供が「おもしれー」と思ってくれたらただ誉れなんだ。それが子供に影響を与えても、それは私そのものではないしな。そして商売として成立すれば立派。大人からはお金だけ頂戴する。今の私には到底力不足だけど。夢の話だ。

サッカーワールドカップのブラジル対クロアチア戦を見た。

素人目にも本当に面白かった。一挙手一投足すべての技術が世界の最高峰であるとはっきり分かる。戦略が凡ミスによって遂行されない、ということがない。各チームが何をやりたいのかが伝わるし、それが的確に実行される。守備側が妨害するにしても、それはそれでディフェンスの技術が確立していて見応えがある。

展開としては延長戦に入るまで0対0だったが、それでも飽きずに見続けられた。点が入らなくても納得できる試合内容なのだ。その上、延長戦からの流れがあまりにも劇的だった。クロアチアはトーナメントで勝つことを知っているチームだと思った。

これまで日本戦ばかり見てきたけど、レベルが全然違う。同じ大会に出てるチーム同士でこれだけ差があるんだから恐ろしい。わざわざ言うことじゃないのかもしれないけど、流石にそう感じずにいられなかったよ。

日本マップのジオゲッサーにハマっている。
1分制限がテンポ良くて楽しい。

今はやりたいようにやってるけど、頑張ればRTAとか目指せないかな? 流石におこがましいだろうか。

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